どうもパルテンです。
牛さんたちは時折じーっと顔を見つめあって止まっております。
傍から見ているとガンを飛ばしているかのように映りますが、そのあと互いに顔をすりすりしたり、身体を舐めたりと愛情表現をするんですよね。
例外もありますけどね。
言葉も交わさずに無言で見つめ合って、示し合わせたかのように動き出す。
これはもう言葉ではないテレパシーか何かで会話しているのではないのでしょうか?
とても不思議な現象です。
そして一番の不思議は、ベット掃除しながらそれを凝視して「百合か……」と昂っている自分であります。この人やっぱり変態ではないでしょうか?
それはさておき、昨日「とむらい屋颯太」を読破したので、感想でも書こうと思います。
「とむらい屋颯太」は、とむらい屋を営む青年と、その仲間たちのお話を綴っております。
とむらい屋というのは端的に言うと、葬儀屋ですね。
葬儀屋とその仲間たちがおりなす人情ものというところでしょうか。
人情ものではありますが、葬儀屋ということで人の死にまつわる話が多く、雰囲気は多少暗めではあります。
ただ、どんよりと鬱屈するほどの話はそう多くない印象でした。最後の章は少し顔を歪めましたが、それでもまあ、ホラーとかそっち系よりかは全然マシです。
また、大きな物語を追っていくストーリーではなく、章ごとに話が区切られた短編集のような構成になっているので、大変読みやすい作品だったと思います。
棺桶職人だったり、坊主だったり、医者だったりと、仲間たちが個性的で読んでいて新鮮だったのがこれまたよかったです。
時代小説は読破に時間が掛かる印象でしたが、これは二日で読めれたので、それだけ読みやすいように気を使われているのだぁと感じました。
ただ、一つ気になったことが。
前半部分のリズムと後半部分のリズムが違うような……。気のせい?
前半部分はかなり会話多めで軽快に話が進んでいきますが、後半はト書きが多めだったと個人的には思います。
自分はト書き多めの方が心情が伝わりやすいので、そっちの方が好みということもあり、後半の方が面白いと感じましたが、あの感覚は気のせいだったのでしょうか?
と、感想はこんなところでしょうか。
あまり話の内容に触れるとネタバレうんぬんになるので、気になる方は読んでみてくださいな。
ではでは、今日はこのあたりで失礼します。
読んでいただきありがとうございました。